恩師と同期飲み
熱い人
同期によると、大学院の講義中、私は「悔しい」とイスを叩いたときがあったそうな。何が悔しいのと聞くと「うまく言葉で表現できない自分が腹立たしい」と答えたそうな。
全く覚えていなかった(恩師もw)。すごい記憶力だな同期!
「パフォーマンスかなぁとも思っていたけど、覚えていないんじゃ本気だったんだね」
そうです。本気だと思います。今も本気で生き続けてます。
自分を完全燃焼させられる場所で、完全燃焼しながら頑張ってます。
いいものを生み出して経済的に自立し、その上でお金に関係なくやりたいことをやるために。
「自由、解放、暴れる」が今のテーマです。
とりあえず、今も本気で生きています。
進化論のダーウィンの話も出た。役に立たない心理屋は淘汰される。でも淘汰されるまでの間にかかわった人に迷惑。うんうんと納得できる会話の流れ。
そこで「淘汰された心理屋はどうなるのか」と投げかけた。『あの人は今』的な番組があるわけでもないし、どうなんだろうと気になったからだ。返答に困っているようだったので具体例が欲しいかと思い「自分みたいに一般企業で働くんですかね」と続けた。
失言だった。特に2つの意味で。1つは一般企業で働いていること・人への誠意に欠ける発言だったこと。もう1つは、心理屋ではない道を自分で選んでしっかり歩んできている自分を、自ら蔑んでしまったこと。
自虐ネタだけでなく、一般企業で働く人全体を蔑んでいるような意味になってしまったため、「ヤバっ」と思った。
お察しのいい恩師は、「僕は君が淘汰されたなんて思ってないよー」と眉間に深いしわを寄せながらマジメに答えてくれた。あ、なんか気を遣わせてすんませんと思うとともに、頭の中では「心理屋でも淘汰されたようなやつが一般企業では結果出せると思ったら大間違いだぞ!」「一般企業なめんなよ!」とも思っていた。
結局、淘汰された心理屋はどうなるのかは謎のままだった。
まぁなんとかして生きていくのだろうけど、曲がりなりにも臨床心理士という資格
を手にして専門家としてかかわる人が多いわけだから、「かかわる人の人生背負ったる!」くらいに気概のある人であってほしいものだ。せめて淘汰されるまでの間だけでも。
一般企業だったら、上司から適性がないと判断されれば違う部署に行くなど、対処がしやすい。そういったモデルも歴史もある。
しかし、多くの心理屋は上司も同期もいない職場へ派遣されることが多い。スーパービジョン(SV)というアドバイスを受ける機会もあるが、週に1回程度だ。
研修も原則自己負担だから、自ら進んで学ばなければ勉強量の格差が生まれやすい(これはどの世界も一緒か)。
いやー改めて心理職も大変だなーと思った。基本的に待遇悪いし。
何より成果が見えにくいというのは、結構大変だと思う。
売上といったわかりやすい指標もないし、不登校数2割削減!もどこか無理があるし。
やりがいというか、やっぱ好きじゃないと続かないんだろうなぁと思う。
あたしも嫌いじゃないけど、今はわかりやすい指標とか目標があった方が楽しい。
「戦争に勝って金を儲ける!」という目標のために集まる傭兵のような。
後腐れなく、各々の目的のために集まって、終わったら「解散!」みたいな。
すっきりしていて気持ちいい。
そんな関係性を、今後もたくさん築いていきたい。
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