ライフネット生命開業4周年&上場記念セミナー

スケールがでかい

ライフネット生命の開業4周年&上場記念セミナーへ参加してきた。
大手町の野村ビル。200名ほど入る会場。

ビルに出入口から社員が案内板を持って待っている。
「こんばんは!」自ら進んで、目を見て挨拶をする。一人ひとりしっかりと。
もちろんエレベーターの前にも社員がいて、案内をする。
この会社は小学校か!と内心つっこみつつ「前職の会社のイベントで、自分はここまでのことをできていただろうか」との思い出が頭をよぎる。

部屋に入る。カンブリア宮殿の映像が流されていた。来場者は男性が7割程度か。
開始時間になり、進行表が映し出される。
開閉の言葉5分ずつ、社長の話20分、副社長の話10分。
そして質疑応答の時間が70分。
来場者との対話に重点をおく社風が現れている。

アメニティはライフネット生命のロゴ入りのポストイット
穏やかな表情のロゴを見ていると、心が和む。しかしバッグに入らない・・・
それから水と「LIFENET JOURNAL」なるA2見開き1ページの新聞。
トップニュースは「世界初!ネット生保の株式上場」
コンテンツには、「話題のLCC、意外な利用意向」「ライフネットのグローバル度は?」といった特徴的な記事がならぶ。

さて、一方的な話はぱぱっと終わり、質疑応答の時間。
ひとまず内容でメモしたことを載せる。

出口さん
・お客様によい商品(楽でわかりやすくて比較できる)を提供する
・社員(スタッフ)が明るく会社で働ける環境をつくる
・一期一会、来る者拒まず去る者追わず

岩瀬さん
ライフネット生命の価値は、シンプルさ、透明さ、誠実さ、エンパワメント(情報の不平等の解消)、エンゲイジメント(直接かかわる)
・新契約価値という側面から、投資の対象としても有望
・好きなことをするのが大事

来場者は学生から社会人、ライフネット生命の契約者、そして業界関係者もかなりいたようだ。質問の内容も多岐にわたった。

社外取締役の選択基準は?
・後継者リスクは?
・顧客情報などの震災リスクは?
・業績好調の成功要因は?
・尊敬する人物は?
・岩瀬さんの社外活動(広報)の意義は?
・コンタクトセンター経営のコツは?
・大学では何を学べばいい?
ライフネット生命の弱みは?
・資金運用の展望は?
・今後の世界進出の展望は?
・海外旅行におけるおすすめの場所は?
・カルチャーショックを受けたことはある?
・どんな考え方(生き方)をしている?
・社内の研修(教育)はどうしている?
・どんな社員(要素)を必要としている?

質問内容に一つひとつ丁寧に回答される2人。回答内容ももちろんおもしろかったし、参考になった。しかし、私が最も印象的だったのは、来場者が質問をしているときの出口さんの表情だ。

本当ににこやかな笑顔で見ている。
うんうんとあいづちを打ちながら。ときには大きくうなづいている。「ライフネット生命に興味をもってくれてありがとう。質問してくれてありがとう」という気持ちが伝わる。
この人は本当にこの会社が好きなんだろうな、と感動した。

本心から話しているから、「みなさんライフネット生命の保険に入ってください。ツイッターでつぶやいてください。フェイスブックで「いいね!」をしてください」とストレートに伝えられるのだと思う。
そして、途中何度も「初めての方で質問されていない方はいらっしゃいますか?」と出口さんは来場者に聞いていた。一人でも多くの方にライフネット生命を知っていただきたい、という姿勢を感じる。

そして、穏やかながらも「私がやらなくてだれがやる!」と内から湧き出るベンチャー精神を感じる。「始めた限りは一生懸命にやる。自分で選んだのだから。世界を変えるつもりで働いている。商品にも自信はあるが、ライフネット生命という会社のあり方、ブランドをお客さんに買ってもらっている」と話す。

帰りも社員の方からしっかりと目を見て挨拶される。
会場の出口に10名ほどの社員が整列して「ありがとうございました」と言う。
当たり前のことを、当たり前に行っている。

感想をツイッターでつぶやく。
少し前に出口さんから返信が来た。
「御参加に感謝!」
最後まで自分ルールを守る。

すごい会社だ。
「アジアで一番輝く生命保険会社になる」のは当然だろう。
自分も負けるわけにはいかない。

http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2012/4117.html

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